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【東大発AIベンチャー】「荷物の大きさを自動で計測するシステム」の提供開始

最先端のAI・ロボティクスの技術を活用したソリューション提供を行うTRUST SMITHグループ傘下の企業である、SMITH & LOGISTICS株式会社(本社:東京都文京区本郷4-1-1 菊花ビル7F、代表:大澤 琢真)は、「荷物の大きさを自動で計測するシステム」の提供を開始した。本技術によって運送業に従事する企業様を始め、荷物の大きさを計測する工程がある、あらゆる現場における労働力不足の解消と人件費削減に貢献する。

 

本技術開発の背景

近年、労働人口の減少に伴って、運送業界における人材確保の課題は年々深刻化している。
その一方で、新型コロナウイルスの影響によって「巣篭もり生活」を余儀なくされていることもあり、ネットショッピングの需要はますます高まり、小口配送は増加傾向にある。
すなわちこの現状は、運送業界全体が激務化しており、労働者ひとりひとりの負担が大きいことを意味している。

物流現場では荷姿の異なるアイテムのサイズを正確に計測する必要があるため、手作業での採寸が行われている。しかしこの作業は、作業効率の低下、採寸精度の低下を引き起こす可能性が考えられる。そこでSMITH&LOGISTICSは「荷物の大きさを自動で計測するシステム」を開発した。本技術は「ドライブレコーダーの個人情報を取り除くAI」で培った画像認識技術や、自動運転の研究開発で培った物体認識の技術を応用することにより、開発に成功した。

 

本技術の特徴

本技術は、センサーがアイテムの形を点群データとして読みとり、画像処理技術や高速計算アルゴリズムを活用することによって、荷物の大きさを自動で計測するというものだ。具体的には大きく2つの特徴を持つ。

①スピーディーで高精度なサイズ計測
従来のシステムは取得した画像データの解析に時間がかかり、実用レベルでの導入が難しかったが、本技術は高速計算アルゴリズムを活用することにより解析時間を大幅に短縮することに成功した。また弊社の強みである画像認識技術も活用することで高精度なサイズ計測が可能となった。

②計測した結果をデータ化
読み取った荷物の大きさのデータは、お客様の基幹システムで管理することができるほか、ラベルの読み取り自動化システムとの組み合わせにより、より広範な荷物の自動読み取り・検修も可能。

対象となるお客様
・運送会社様
・ECセンターの運営業者様
・メーカー様(食品、機材など)
・フォワーダー様

本技術は特に以下のような場合を対象をしている。
・様々な荷姿のアイテムを取り扱う場合
・荷物の積載率を把握し、最適な積荷計画を行いたい場合
・短い作業時間で多くの混載を行わなければいけない場合

また本技術は、取り扱う荷物の大きさや種類、量に加えて、現場での光量やスペースに基づいて読み取り場所の検討やカメラ台数の調整も行うことも可能である。

 

SMITH&LOGISTICSの今後の展望

SMITH & FACTORYは、最先端のAI・ロボティクスの技術を活用したソリューション提供を行うTRUST SMITHグループ傘下の企業として、運送業に従事する企業様へ、倉庫の完全自動化への支援を行う。運送業に従事する企業様、その先のエンドユーザー様への価値提供を通じて、より良い世界を創出する。

今回の「荷物の大きさを自動で計測するシステム」に留まらず将来的には、パレタイジングロボットへの応用や、特定の空間内において最適に荷物を配置するアルゴリズムの開発を目指す。

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