【東大発AIベンチャー】階段や段差などの障害に対する走破性を重視した自動配送ロボットの開発に着手
- 開発の背景
近年、物流業界は、EC市場の拡大によりニーズが高まっている一方で、人手不足や労働の激務化などが大きな問題となっている。
また、新型コロナウイルス感染症の影響から、利用者はもちろんのことドライバーも常に感染リスクがある。
政府は、このような物流業界の課題を解決するため、2021年に自動配送ロボットの公道使用を認めることを発表した。
それにより、これまで参入が不可能だったラストワンマイルでの搬送ロボットの導入が可能となり、市場が爆発的に伸びることが見込まれる。
- 本技術について
同社はこれまで、トラックの自動運転技術を始めフォークリフトの衝突防止システムなど様々なソリューション開発を行ってきた。
これまで開発を進めてきた既存のAGVでは、段差の乗り上げや不整地での走行が不可能だった。
そのため、今回の自動搬送ロボットでは、グリップ力のあるタイヤを用いた四輪駆動式を採用し、歩道走行中に現れる軽微な段差の乗り上げを可能にする。
また今後は、研究開発チームで取り組んできた階段の昇降に対応するような4脚歩行(犬型)ロボットの開発にも引き続き注力する予定だ。
・【東大発AIベンチャー企業】人工知能を使った自動搬送ロボットの開発に成功 人間とロボットが協働する社会の実現へ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000049040.html
・【東大発AIベンチャー】フォークリフトの衝突防止システムを開発
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000063451.html
- 今後の展望
TRUST SMITHは、最先端の技術の実装により、より良い社会の実現を目指している。
今回開発を行う「自動配送ロボット」は、物流業界における労働力の不足・新型コロナウイルス感染症対策に繋がるだけではなく、社会全体で起きている諸問題に対して一石を投じることができると考えている。
本技術は、物流業界において、今後ますます必要不可欠なものとなるだろう。
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